ホルンの歴史
ホルンの歴史
ホルンは管楽器の中では非常に古い楽器の一つになります。
もともとは角笛から発達しました。狩猟の際の合図などに使われていました。
後ろにいる狩り仲間に知らせるのが目的のため、ベル部分が後ろ向きになっていて、
現在のホルンもその名残からベルが後ろに向いているといわれています。
最初は管を丸く巻いただけの簡単なものでした。ナチュラルホルンと呼ばれています。
巻いた管の最後の部分にベルをつけ、そこに手を入れて塞いだり開けたりしながら、
倍音列を利用して半音や全音の上げ下げを行っていました。
ただ、ベルを塞いだり開けたりするために、音色が一定にならないため、
また調性の面からも音楽的にかなりの制約がありました。
しかし19世紀中頃にバルブが発明され、半音がレバーを押すことで
簡単に出せるようになりました。
しかも音色は損なわれず安定したのです。
それからは細かい改良や機能が加わり、現在のホルンとなってきました。